なぜ同じ失敗を繰り返してしまうのか|意志の問題ではなかった
なぜ、同じ失敗を繰り返してしまうのか
「もう同じことは繰り返さない」
そう思っていたのに、
気づくとまた同じ状態に戻っている。
生活習慣でも、
ダイエットでも、
よくあることです。
そして多くの人は、
こう考えてしまいます。
「意志が弱い」
「なんで続けられないんだろう?」
でも、
同じ失敗を繰り返すのは、
性格の問題ではありません。
人は「決まりきった習慣」を繰り返す生き物
多くの人が、
習慣について誤解しています。
「習慣化って難しい」
「自分は続かないタイプ」
そう思われがちですが、
本当は逆です。
人はみんな、
習慣化がとても得意です。
なぜなら、
今の生活はすでに
習慣のかたまりだから。
習慣とは「第二の天性」
ある辞書には、
習慣をこう説明しています。
決まりきった行い。第二の天性。
無意識にやっていることほど、
人は強く繰り返します。
その代表例が、
生活習慣病です。
困ると分かっていても、
生活習慣は簡単には変わりません。
それだけ、
習慣の力は強いということです。
失敗ではなく「元の習慣に戻った」だけ
続かなかったとき、
私たちは「失敗した」と感じます。
でも実際には、
元の習慣に戻っただけです。
体にとっては、
それが一番慣れているから。
新しい行動は、
エネルギーを使います。
私たちの体は、
できるだけエネルギーを使わない
省エネモードで生きる仕組みです。
新しいことを始めると、
少しブレーキがかかる。
それだけの話です。
繰り返すほど、自信が削られていく
同じことを繰り返すと、
「どうせまた戻る」
「自分には無理」
そう感じやすくなります。
でもこれも、
意志ではありません。
そう感じるクセが
習慣になっているだけです。
続いている人は、失敗していないわけではない
続いている人は、
・失敗しない
・崩れない
わけではありません。
同じように、
ズレます。
戻ります。
違うのは、
戻ることを前提に進んでいる
という点だけです。
続けるために必要なのは「気にしない力」
続けるために必要なのは、
・無理して頑張ること
ではなく
・失敗しても気にしないこと
です。
失敗すると、
そこから気づきが生まれます。
気づきがあるから、
少しずつ調整できる。
その繰り返しが、
結果につながります。
行動が変わらない理由は、脳にある
ここで一つだけ、
大事なことを言います。
人は、
頭で決めたことよりも、
慣れている流れを優先します。
だから、
「分かっているのにできない」
が起きます。
これは、
怠けでも根性不足でもありません。
ダイエットで悩みたくないなら、まずは全体像を知ってください
同じ失敗を繰り返したのは、
間違っていたからではありません。
戻る前提の
進み方を
知らなかった
だけです。
体は、
・ズレる
・戻る
・また進む
この流れを許すと、
止まらなくなります。
もし今、
「どう進めばいいかわからなくなった」
「また迷い始めた」
そう感じたら、ここに戻ってきてください。


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